Raspberry Pi3 B+ と外付けHDDでNASサーバーを作ってみた
こんにちは、koheiです。
写真保存用に使っていた「Flickr」が来年から無料版の保存数を1TBから1000点までに縮小すると発表があり、もうクラウドサービスを使うのを諦めて、自宅にサーバーを立てて、写真を保管することにしました。
ということで、今回はRaspberry Pi3 B+ と外付けHDDでNASサーバーを作ってみました。
目次
1.準備したもの
・外付けHDD「BUFFALO HD-LD1.0U3-BKA 1.0TB」
・ラズパイスターターキット3B+
購入したHDDは、BUFFALO HD-LD1.0U3-BKA 1.0TBです。
ラズパイは、近くの電子パーツ屋さんで、SDカード、電源、ケースなどがセットになったスターターキットを購入しました。
初めて購入する方は、スターターキットなどのセットがおすすめです。ネットでも色々販売されてますね。
2.HDDをフォーマットする
まずは、購入した外付けHDDをフォーマットします。
フォーマットは、Windows、Mac両方からアクセスするので、exFAT形式にしました。
外付けHDDとMACをUSBで接続し、MACのディスクユーティリティを開きます。
接続した外付けHDDを選択し、消去ボタンをクリックします。
名前とフォーマットを設定して、消去ボタンをクリックします。
名前は、「RasberryPi」、フォーマットは、「exFAT」に設定しました。
フォーマットが完了したら、完了ボタンを押して、外付けHDDの接続を解除し、MACから外します。
3.ラズパイのセッティング
続いて、ラズパイのセッティングです。
まずは、ラズパイのキッドに、ヒートシンクが入っていたので装着します。
ケースに装着します。これが結構ハマりにくく苦労しました。
原因は、ヒートシンク部分がケースと干渉していました。ということで、一旦ヒートシンクを外し、ケースに装着してからヒートシンクをつけ直しました。
付属されているSDカードにはOSイメージが書かれているので、SDカードを装着して電源ONすると以下画面が表示されました。
Raspbianを選択し、インストールを押します。
無事にインストールが完了しOSが立ち上がりました。
4.ラズパイ起動時自動マウント設定
ラズパイでexFATのフォーマットが使えるように、ラズパイのターミナルを起動し、以下を実行します。
ラズパイに外付けHDDを接続し、以下を実行します。
この時、接続したHDDのUUIDをメモしておきます。
起動時に外付けHDDを自動的にマウントさせるため、以下のファイルを編集します。(エディタはviを使いました)
エディタで開いたら、以下をファイルに追記します。
1 |
UUID="5662-CA45" /mnt/hdd/raspberrypi exfat-fuse async,auto,dev,exec,gid=65534,rw,uid=65534,umask=000 0 0 |
※UUIDは、先程メモしておいたUUIDを指定します。
※umaskが007だとフォルダアクセス権が無いと怒られたので、000に設定しました。
ラズパイを再起動させます。
以下コマンドを実行し、外付けHDDがマウントされていれば成功です。
5.ファイルサーバー(Samba)をインストールする
ターミナルで以下を実行し、Sambaをインストールします。
$ sudo apt-get install samba
設定ファイルを編集します。
smb.confをエディタで開いたら、以下を追記します。
1 2 3 4 5 6 7 |
[pi] comment = RaspberryPi3 NAS path= /mnt/hdd/raspberrypi read only = no guest ok = yes force user = pi unix extensions = no |
ラズパイを再起動させます。
6.MACからNASへアクセスしてみる
早速、MACからラズパイの外付けHDDへアクセスしてみます。
Finderメニューの[移動]→[サーバーへ接続]を選択します。
smb://ラズパイのIPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxx)を入力し、接続ボタンを押します。
無事にラズパイのHDDへアクセスできました!!
最後に
以上、ラズパイと外付けHDDでNASを構築する方法でした。
我が家には、MACが2台、Windowsが1台あり、家族間でも色々ファイルをやり取りすることも多かったので、ファイルサーバー(NAS)があるとやっぱり便利ですね。
今はNASを手軽に購入できるみたいですが、ラズパイで自分で構築してみるのも楽しいですよ。
それでは!!
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