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初心者でもできるイラストレーター使い方講座 イベントポスターを作ってみよう

こんにちは、koheiです。
本記事は、実際に色んな作品を作ってイラレ操作を覚える講座です。
前回は、イタリアンレストランのチラシを作成しましたが、今回は、架空のイベントポスターを作ってみたいと思います。

それでは、早速やってみましょう。

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動画解説

【更新情報】2018年12月2日動画解説を追加しました。
動画による解説です。記事内容と合わせて参考にしてみてください!

  • 1.下準備(トンボ、ガイドの作成)・・・・動画:31秒ぐらいから
  • 2.下図を作る・・・・動画:2分9秒ぐらいから
  • 3.イメージの作成・・・・動画:7分2秒ぐらいから
  • 4.タイトルの作成・・・動画:11分52秒ぐらいから
  • 5.開催情報を作成・・・動画:16分19秒ぐらいから

完成図

今回は、架空のショートフィルム映画祭を設定し、以下のようなポスターを作っていきたいと思います。
このポスターを制作するにあたり、素材データを用意していますので、以下からダウンロードしてください。

1.下準備(トンボ、ガイドの作成)

まずは、下準備として、トンボやガイドを付けていきます。

<用語説明>
・トンボとは・・・通常、印刷物は、仕上がりサイズよりも大きい用紙に印刷し、後から仕上がりサイズに断裁します。この時、仕上がり位置を指定すると時に用いる印がトンボです。
・ガイドとは・・・実際には印字されない線です。今回は、A3サイズの仕上がり線をガイドとして作成します。

イラストレーターを起動し、メニューの「ファイル」→「新規」をクリックします。
新規ドキュメントの画面が開きますので、詳細設定ボタンをクリックします。

ファイルの名前は自分の好きな名前を付けてください。
今回、A3サイズのポスターを作成しますので、アートボードのサイズは、A3よりもサイズの大きいサイズにします。ここでは、B3サイズ:364mm×515mmを入力しました。
※重要:印刷物では、トンボをつける必要がありますので、かならず自分が作りたいサイズのワンサイズ大きいサイズで作成してください。
カラーモードは、印刷物ですので、「CMYK」を選択、ラスタライズ効果は高解像度(300ppi)を選択してください。
ドキュメント作成を押します。

アートボードが開いたら、まずはトンボを作ります。
長方形ツールを選択します。
アートボード上の適当な位置で、option[Windowsならalt]キーを押しながら、クリックし、幅:297mm、高さ:420mmでOKをクリックしてください。

これで、A3サイズの長方形オブジェクトが配置されました。次にこれをアートボードの中心に配置します。
長方形オブジェクトが選択された状態で、整列パネルの「水平方向中央に整列」と「垂直方向中央に整列」をクリックしてください。
※「整列」パネルメニューが表示されていないときは、「ウィンドウ」メニューから表示させてください。

トンボを付けるには、長方形オブジェクトが選択された状態で、メニューの「オブジェクト」→「トリムマークを作成」をクリックします。
これで、トンボが作成されました。

続いて、A3の長方形オブジェクトをガイドに変更します。
選択ツールで、A3の長方形オブジェクトを選択します。メニューの「表示」→「ガイド」→「ガイドを作成」をクリックします。

これで、A3の長方形(仕上がり線)をガイドにすることができました。(※ガイドは実際印刷されません)

ここまで出来たら、レイヤーパネルのレイヤー名をダブルクリックし、名称を「ガイド」と記入し、ロックをかけましょう。
※レイヤーの名称は何でもOKです。今回は分かり易くするために「ガイド」にしています。
レイヤーパネルの目のマークの右側をクリックすると、鍵マークが表示されロックをかけることができます。
これで下準備の完了です。

2.下図を作る

次に、以下のような映画のフィルムのような下図を作りましょう。

レイヤーパネルの「新規作成」をクリックします。名称を「下図」と入力します。
下図レイヤーを選択した状態(アクティブ)にしておきます。

長方形ツールを選択し、option(Winならalt)を押しながら、アートボード上の適当な位置でクリックします。
長方形のサイズを幅:13mm 高さ:426mmでOKを押します。

長方形ツールの塗りは、カラーパネルでC:0、M:0 Y:0 K:90を選択します。※線は無しに設定しましょう。

選択ツールで長方形オブジェクトを選択し、仕上がりサイズの外側のトンボのコーナーへ配置します。

重要ポイント!!
仕上がりサイズの外側まで色を塗る理由:
仕上がり線ギリギリで色を塗ってしまうと、断裁の際にほんの僅かなズレが生じただけで、用紙の色(白地)が出てしまう可能性があります
したがって、仕上がり線の外側まで色をつけます。これを塗り足しといいます。

次に、長方形ツールを選択し、option(Winならalt)を押しながら、アートボード上の適当な位置でクリックします。
長方形のサイズを幅:5mm 高さ:7mmでOKを押します。
塗りは、カラーパネルでC:0、M:0 Y:0 K:0を選択します。※線は無しに設定しましょう。

作成した白い長方形を仕上がりガイドの隅に配置します。

メニューの「オブジェクト」→「変形」→「移動」をクリックします。

移動位置は、水平方向:2.5mm 垂直方向:3mm を入力してOKをクリックします。

再び、白い長方形を選択した状態で、メニューの「オブジェクト」→「変形」→「移動」をクリックし、移動ダイアログを表示させます。
今度は、水平方向:0mm 垂直方向:10mm を入力し、コピーをクリックします。
これで、白い長方形がコピーされました。

あとは、Command(ctrl)+Dで、繰り返しコピーして、フィルム風のテキスチャを作ります。

重要ポイント!!
コピーの繰り返しは、Command+D(Windowsは、Ctrl+D)。便利なコマンドなので活用しよう!

フィルム風のテキスチャが完成したら、全体を選択し、メニュー「オブジェクト」→「グループ」をクリックし、グループ化します。

グループ化したテキスチャを選択し、メニュー「オブジェクト」→「変形」→「リフレクト」をクリックします。
リフレクトの軸は、垂直を選択し、コピーをクリックします。

コピーしたテキスチャを左側と同様に右へ配置します。

次に、長方形ツールを選択し、option(Winならalt)を押しながら、アートボード上の適当な位置でクリックします。
長方形のサイズを幅:303mm 高さ:268mmでOKを押します。
塗りは、カラーパネルでC:0、M:0 Y:0 K:90を選択します。※線は無しに設定しましょう。

選択ツールで、以下の位置に配置しましょう。

次に、アンカーポイントの追加ツールを選択します。

以下の位置にアンカーポイントを追加します。

ダイレクト選択ツールを選択し、追加したアンカーポイントをドラッグして、長方形の上辺をデコボコ状にします。

これで、下図の完成です。レイヤーパネルの下図レイヤーをロックしておきましょう。

次のページからは、ポスターのメインイメージを作っていきます。
ちょっとブレイクして頑張りましょう!

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