初心者でもできるイラストレーター使い方講座 文字を加工してみよう
こんにちは、koheiです。
実際に作りながらイラレ操作を覚える「初心者でもわかるイラストレーター使い方講座」
今回は、「文字の加工」についてです。
実際に様々な文字の加工を行い、イラレ操作を覚えてきましょう。
動画解説
【更新情報】2018年8月12日動画解説を追加しました。
動画による解説です。記事内容と合わせて参考にしてみてください!
- 袋文字・・・・動画:0分17秒ぐらいから
- 手書き風文字・・・・動画:1分48秒ぐらいから
- 丸みを帯びた文字・・・・動画:3分22秒ぐらいから
- ラフな文字・・・・動画:4分50秒ぐらいから
- ドロップシャドウ・・・・動画:6分10秒ぐらいから
- 円弧を描いたような文字・・・・動画:7分23秒ぐらいから
- 文字の中を画像にする・・・・動画:8分20秒ぐらいから
- 文字にグラデーションをつける・・・・動画:10分15秒ぐらいから
- 自分で自由に変形する・・・・動画:12分51秒ぐらいから
- 文字に切り込みを入れる・・・・動画:14分13秒ぐらいから
袋文字
袋文字の作り方を説明します。
袋文字は、以下のような文字に枠をつける表現方法のことです。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。例では、「イラストレーター」と書きました。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルを開きます。
パネルの左下に「新規線を追加」というボタンがあるので、クリックします。
すると、以下のようにパネル上に線が追加されます。
次に、追加された線を下へドラッグし、文字の下へ移動させます。
もし、文字の上に線がある場合、線を太くしていくと、文字が潰れてしまいます。(以下)
なので、かならず、文字の下に線を配置しましょう。
あとは、自分の好みで、線の太さを変えたり、色を変えたりしてアレンジしましょう。
これで、袋文字の完成です。
手書き風文字
次に以下のような手書きで落書きしたような文字を作ってみましょう。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルを開きます。
パネルの下に「新規効果を追加」というボタンがあるので、クリックします。
効果のメニューから「スタイライズ」→「落書き」を選択します。
落書きオプション画面が開きますので、スタイルを「極細」に設定し、OKを押します。
※プレビューにチェックをすると、効果を確認しながら、値の調整ができます。
手書き風文字の完成です。
丸みを帯びた文字
次に以下のような丸みを帯びた文字を作ってみましょう。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルを開きます。
パネルの下に「新規効果を追加」というボタンがあるので、クリックします。
効果のメニューから「スタイライズ」→「角を丸くする」を選択します。
自分のデザインしたい文字になるように、半径の値を調整し、OKを押します。
※プレビューにチェックをすると、効果を確認しながら、値の調整ができます。
丸みを帯びた文字の完成です。
ラフな文字
次に以下のようなラフな文字を作ってみましょう。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルを開きます。
パネルの下に「新規効果を追加」というボタンがあるので、クリックします。
効果のメニューから「パスの変形」→「ラフ」を選択します。
ラフの調整画面が開きますので、サイズを調整し、OKをクリックします。
※プレビューにチェックをすると、効果を確認しながら、値の調整ができます。
ラフな文字の完成です。
ドロップシャドウ
続いて、文字にドロップシャドウ(影)を付けてみましょう。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、アピアランスパネルを開きます。
パネルの下に「新規効果を追加」というボタンがあるので、クリックします。
効果のメニューから「スタイライズ」→「ドロップシャドウ」を選択します。
ドロップシャドウの調整画面が開きますので、影のぼかしサイズや不透明度などを設定し、OKをクリックします。
※プレビューにチェックをすると、効果を確認しながら、値の調整ができます。
これで、文字にドロップシャドウ(影)を付けることができました。
円弧を描いたような文字
次に、以下のような円弧を描いたような文字の作り方を説明します。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、メニューの「オブジェクト」→「エンベロープ」→「ワープで作成」をクリックします。
ワープオプション画面が開きますので、スタイルを「円弧」、カーブを調整し、OKをクリックします。
※プレビューにチェックをすると、効果を確認しながら、値の調整ができます。
これで、円弧のような形の文字が完成です。
文字の中を画像にする
次に、以下のように文字の中を画像にする方法を説明します。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
設定したい画像を配置します。
メニューの「ファイル」→「配置」で画像を選択しましょう。
配置した画像を文字の背面にします。
メニューの「オブジェクト」→「重ね順」→「最背面へ」をクリックします。
選択ツールで、文字と配置した画像を選択します。(shiftキーを押しながらクリックするか、選択ツールで全体を囲むようにして選択します)
メニューの「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」をクリックします。
これで、写真が文字の形でマスクされます。完成です。
文字にグラデーションをつける
次に、以下のように文字にグラデーションを付ける方法を説明します。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、メニューの「書式」→「アウトラインを作成」をクリックし、文字を画像化します。
文字の画像が選択された状態で、メニューの「オブジェクト」→「複合パス」→「作成」をクリックします。
複合パスに設定しない場合、1文字毎にグラデーションがかかります。意図的にこのようなデザインにする場合はよいですが、今回は文字全体にグラデーションを設定したいので、複合パスを設定しています。
グラデーションツールを選択し、グラデーションパネルの種類を「線形」、色を好きな色に設定します。後は、グラデーションの向きなども設定しましょう。
これで、文字全体にグラデーションを設定することができました。
自分で自由に変形する
次に、文字を自分で自由に変形する方法を説明します。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、メニューの「書式」→「アウトラインを作成」をクリックし、文字を画像化します。
ダイレクト選択ツールを選択します。
ダイレクト選択ツールを使って、パスをドラッグして移動させ、自分の好きな形にアレンジしていきます。
ダイレクト選択ツールでパスを自由に動かせば、以下のように文字を変形させることができます。
文字に切り込みを入れる
最後に以下のように文字に切り込みを入れる方法を説明します。
まずは、テキストボックスを選択し、アートボード上に好きな文字を書きましょう。
文字を選択した状態で、メニューの「書式」→「アウトラインを作成」をクリックし、文字を画像化します。
次に長方形ツールで、細長い長方形を書きます。
option(alt)キーを押しながら、長方形を下へコピーします。
あとは、command(ctrl)+Dでコピーを繰り返して、文字の前面に長方形を配置します。
長方形だけを選択ツールで選択し、command(ctrl)+Gでグループ化します。
グループ化した長方形を文字の背面へ移動させます。
メニューの「オブジェクト」→「重ね順」→「最背面へ」をクリックします。
選択ツールで、長方形、文字を全て選択します。
パスファインダーパネルの形状モード「中マド」をクリックします。
すべてのオブジェクトが選択された状態で、command(ctrl)+shift+Gを押して、グループ化を解除します。
選択ツールで、不要な線を選択し、削除していきます。
これで、文字に切り込みを入れることができました。
最後に
以上、色々な文字の加工方法を説明しました。
今回紹介した方法を組み合わせれば、もっと複雑なデザインも可能です。
みなさんも色々アレンジしてみてくださいね!
それでは!
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