ロボット研究開発、ソフトウェア開発、コンテンツ制作配信

はじめてGitを使ってみた

バージョン管理は、仕事でずっとSubversionを使っていたので、
MACでもSubversionを使おうと思いましたが、
インストールなどが面倒だったので、
MACに標準で入っているGitというバージョン管理ツールを使ってみることにしました。
今回使ったGitのコマンドを備忘録として記載しておきます。

スポンサーリンク

Gitとは

そもそも、Gitってどういうものでしょうか? 以下、ウィキペディアの引用です。

git(ギット)は、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。

要は、ソースコードの変更履歴を記録して管理してくれるシステムです。
毎回、ソースをコピーして手動でバックアップしなくても、更新履歴をGitが覚えてくれているので便利ですね。

Gitの操作の流れ
ワークツリーで変更したファイルをインデックスへ追加(add)し、リポジトリへ登録(commit)する。
Git使ってみた1
ワークツリー・・・実際に作業するファイルが格納されている領域
インデックス・・・次のコミット対象になるファイルを記録しておく領域
リポジトリ・・・ソースの変更履歴を管理する領域

Gitのバージョンを確認

まず、Gitが入っているか確認します。
MACに入っているターミナルを起動して
git –versionと入力して実行します。
スクリーンショット 2016-04-14 18.18.43
Gitが入っていれば、以下のようにversion表記の応答が返ってきます。
スクリーンショット 2016-04-15 6.48.37
※ターミナルは、アプリケーション->ユーティリティの中にあります。

さっそくGitを使ってみる

1.ワークツリーの作成

おためしでデスクトップにgit_testというフォルダを作り、
中にindex.htmlファイルを置きました。(index.htmlの中身には、testと記載しておきます)
これをテスト用のワークツリー(作業フォルダ)とします。
Git使ってみた2

2.リポジトリの作成

ターミナルで、cd git_testフォルダのパスを実行し
作成したgit_testフォルダへ移動します。
次に、git initを実行します。
スクリーンショット 2016-04-14 22.35.43
これで、リポジトリが作成されます。
Git使ってみた3

3.インデックスへ登録

次にインデックスへ登録してみます。
ターミナルでgit add -A を実行します。
※ファイル個別で登録する場合は、git add [filename]です。
スクリーンショット 2016-04-14 22.43.46
これで、ワークツリーにあるファイルがインデックスに登録されました。
Git使ってみた3

4.リポジトリへコミット

次にリポジトリへコミットしてみます。
ターミナルでgit commit -m “comment”を実行します。
※commentは、コミット時のコメントを入力します。
スクリーンショット 2016-04-14 22.45.27
これで、リポジトリにコミットできました。
Git使ってみた4

ターミナルで、git logを実行し、コミットログを確認してみます。
正しくコミットされているようです。
Git使ってみた9(git log)

差分の確認

次に、ワークツリーに入っているindex.htmlを編集してみます。
testの横に1234を追加して保存します。
Git使ってみた5

この状態で、diffコマンドで差分を確認してみたいと思います。
ワークツリーとインデックスに追加されているファイルの差分を確認します。
ターミナルから、git diffを実行します。以下のように差分が表示されました。
Git使ってみた10(git diff)

なお、diffコマンドは、色々な領域間の差分が確認できるようです。
git diff HEAD・・・ワークツリーとリポジトリの最新との差分
git diff –cached・・・インデックスとリポジトリの最新との差分
git diff HEAD^ ..HEAD・・・リポジトリの最新と一つ前の履歴の差分
diff関連のコマンドを以下図にまとめました。
Git使ってみた11(git diff)

まとめ

今回使ったgitのコマンドを纏めておきます。

git –version Gitのバージョンを確認する
git init リポジトリの作成
git add -A インデックスへの登録
git commit -m “comment” リポジトリへコミット
git log コミットログの確認
git diff ワークツリーとインデックスの差分
git diff HEAD ワークツリーとリポジトリの最新との差分
git diff –cached インデックスとリポジトリの最新との差分
git diff HEAD^ ..HEAD リポジトリの最新と一つ前の履歴の差分

以上、はじめてGitを使ってみたでした。
正直、コマンドラインでの操作に全然慣れません。。
まだまだGitは奥が深そうなので、
これから色々使い込んでまた記事にしたいと思います。
とりあえず、今回の記事はここまでにします。

少しでも参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

いいね!を押すと、
最新記事をお届けします。

Twitter で
関連記事(一部広告含む)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ページトップボタン