ロボット研究開発、ソフトウェア開発、コンテンツ制作配信

初心者でもできるイラストレーター使い方講座 ペンツールで曲線を極めよう

こんにちは、koheiです。

イラストレーターで曲線を描くにはペンツールを使います。
ペンツールは初心者の方は難しいかもしれません。でも何度も使っていれば体で覚えます。
ということで今回は、ペンツールで曲線の描き方を学びましょう。

スポンサーリンク

動画解説

【更新情報】2018年6月10日動画解説を追加しました。
動画による解説です。記事内容と合わせて参考にしてみてください!

  • 練習1・・・・動画:0分40秒ぐらいから
  • 練習2・・・・動画:3分25秒ぐらいから
  • 応用編 車のシルエットを描いてみよう・・・・動画:7分23秒ぐらいから

ペンツールの基本

具体的に作成に入る前にペンツールの基本を抑えておきます。
イラストレーターで描くオブジェクトは、「アンカーポイント」、「セグメント」、「方向線」から構成されています。

曲線を制御するには、「方向線」の長さや角度を調整します。
ペンツールを使えば、方向線やアンカーポイント、セグメントを自由に描くことができます。
今回は、以下のような図形を描いて練習していきたいと思います。

練習用のファイルを以下に用意しましたので、ダウンロードしましょう。

練習1

まずは、簡単な曲線から書いてみましょう。

ダウンロードした「ペンツールで曲線を描く練習.ai」ファイルをイラストレーターで開きましょう。
練習ファイルにはガイドが引いてありますので、ガイドに沿って曲線を描く練習をしていきます。

まずは、イラストレーターのペンツールを選択します。

線の色を黒(なんでもいいです)、塗を無しに設定します。

カーソルを曲線の始点に合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると、以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

次の曲線のポイント(下図の赤丸)にカーソルを合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

最後に曲線の終点から矢印の方向にドラッグして方向線を出します。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

最後にアートボードの何もない場所でCommand(Ctrl)を押しながらクリックします。
あとからセグメントや方向線は調整できますので、この時点では、きっちりガイドに沿っている必要はありません。

最後にガイドからズレているセグメントを調整します。
ダイレクト選択ツールを選択します。

以下図のように、ダイレクト選択ツールで直接セグメントを移動させて調整します。
ズームツールで拡大させれば作業しやすいです。

以上で完成です。
何度も練習してペンツールのコツを掴みましょう!

練習2

続いて以下のような曲線を書いてみましょう。

先ほどと同じように、ペンツールを選択します。
カーソルを曲線の始点に合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると、以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

次の曲線のポイント(下図の赤丸)にカーソルを合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

次に、方向線の先端をAltキーを押しながらクリックして、そのまま方向線を上の方に移動させます。

ここからは、先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

先ほどと同じように、方向線の先端をAltキーを押しながらクリックして、そのまま方向線を上の方に移動させます。

これを繰り返して、半円を4つ描きましょう。
最後の半円が終わったら、アンカーポイントをクリックして、下向きの方向線を消します。

最後にshiftキーを押しながら、終点をクリックして直線を描きます。

最後に、練習1と同じようにガイドからはみ出している箇所を調整してください。
練習1では、ダイレクト選択ツールで、セグメントを直接移動させましたが、方向線の角度や長さもダイレクト選択ツールで調整できます。
ダイレクト選択ツールで、調整したい方向線のあるセグメントをクリックします。
すると、方向線が表示されますので、ダイレクト選択ツールでドラッグして、長さや方向を変更しましょう。

以上で完成です。
こちらも慣れるまで何度か練習してみましょう。

応用編 車のシルエットを描いてみよう

最後に応用編として、車のシルエットを描いてみましょう。

先ほどと同じように、ペンツールを選択します。
カーソルを曲線の始点に合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると、以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

次の曲線のポイント(下図の赤丸)にカーソルを合わせて、矢印の方向にドラッグします。(マウスの左クリックを押したままカーソルを動かす)
すると以下のように方向線が出てきます。
(方向線の角度と長さを決めたら、左クリックを離してOKです)

アンカーポイントをクリックして、右向きの方向線を消します。

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

アンカーポイントをクリックして、方向線を消します。

次のポイントをクリックし直線を引きます。(ここでは方向線は出していません)

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

以下のように直線的に線を描く時は、方向線は不要なのでドラッグせずにクリックするだけでOKです。(以下図)
先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

アンカーポイントをクリックして、下向き方向線を消します。
次のポイントをクリックし直線を引きます。
(shiftを押しながらクリックするときれいな水平の直線が描けます)

先ほどと同じように次の曲線ポイントから矢印の方向にドラッグして方向線を出します。

次のポイントをクリックし曲線を描きます。(この時方向線は出していません)

次のポイントをクリックし直線を引きます。
(shiftを押しながらクリックするときれいな水平の直線が描けます)

先ほどの後輪と同じように曲線を描きましょう。

残りのポイントは、直線のみで構成しているので、各ポイントをクリックしながら直線を引いてください。
最後に始点をクリックすれば、ボディのシルエットの完成です。

残りはタイヤを描きましょう。
ペンツールでも出来ますが、楕円形ツールを使えば、きれいな正円が描けます。
楕円形ツールを選択します。

shiftキーを押しながらドラッグし正円を描きましょう。(後ろタイヤも同様)

最後に塗りと線を入替えます。

自動車のシルエットの完成です。
コツとしてはアンカーポイントの数を増やしすぎるとガタガタになってしまうので、あまり増やしすぎないようにしましょう。
また、最初はざっくりトレースして、あとからダイレクト選択ツールで調整するとよいと思います。
自分の好きな車の素材などを探してペンツールでトレースして遊んでみましょう!

最後に

以上、イラストレーターのペンツールで曲線の描き方を説明しました。

最後にペンツールでトレースする際のポイントを纏めておきます。

・最初はざっくりトレースして後からダイレクト選択ツールで方向線、セグメントを調整する。
・アンカーポイントは増やしすぎると、ガタガタになるので、適度な数で。

ペンツールの上達の近道は、実際に使ってみることです。
みなさんもいろんな素材をペンツールでトレースして使い方をマスターしましょう!!

それでは!!

スポンサーリンク

いいね!を押すと、
最新記事をお届けします。

Twitter で
関連記事(一部広告含む)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ページトップボタン